留袖の買取はどこに売るのがいいかや買取価格の相場、高価買取のコツ

留袖は、第一礼装として結婚式などで着られることの多い、最もメジャーな着物の一つです。

留袖とはどんな着物でどんな種類があるのか、買取に出すときにはどんなことに気をつければいいのか、どこに査定に出せばいいのかなど、留袖を買取に出すときに必要なこと、色々調べてまとめました。

着物買取で損しないために【必見】おすすめの業者や買取相場、高価買取のコツまとめ

2018.09.21

留袖とは

留袖には、黒留袖と色留袖の2種類があります。

黒留袖は地色が黒い留袖で、五つ紋(背中の「背紋」、両袖の外側の「袖紋」、両胸の「抱き紋」)を入れて最も格式の高い着物として使われます。胸元や袖には模様がなく、裾に絵羽模様(えばもよう・※注1)が入っているのも特徴です。既婚女性の第一礼装で、結婚式では親族や仲人が着用します。

格式の高い着物は高品質の物が多いので、黒留袖は状態さえ良ければ比較的高く買取してもらえます。紋が入っていても買取できるので、外さずそのまま査定に出してください。

黒留袖は昔ながらの古典模様が人気です。模様が総刺繍だったり友禅染めだったりするとさらに評価は高くなり、中でも、有名作家の手がけた作品となるとかなり高い買取価格が期待できます。

色留袖は地色が黒以外の留袖で、未婚・既婚に関わらず着ることができます。「五つ紋」「三つ紋(背紋と袖紋)」「一つ紋(背紋)」「無紋」と紋の数を変えることで格式が変わり、黒留袖と同じく胸元や袖には模様がなくて裾に絵羽模様が入っています。

黒留袖の方が格式は上ですが、色留袖に「五つ紋」を入れると黒留袖と同じ格式として扱われます。今は「三つ紋」を入れて第二礼装として使われることが多く、黒留袖よりも着ていけるシチュエーションが広いことから、中古市場での人気は高いです。

色留袖は、古典模様よりも現代的なデザイン(洋花など)の方が人気で、黒留袖と同じく総刺繍や友禅染、中でも作家ものの色留袖はかなり高い買取価格が期待できます。

以前に比べると留袖をしつらえる人は少なくなっていて、着物自体の数が減少しています。でも、黒留袖も色留袖もそれぞれのシチュエーションで需要があるため中古市場での人気は高く、買取に力を入れているお店も多いです。

※注1 格式の高い着物の絵付けに使われる方法。反物ではなく仮縫いした後で絵付けをして、縫い目で絵柄が途切れず一枚絵のように仕上がる。

留袖を売るならどこで売るのが得?

質屋、リサイクルショップ、フリマアプリ、ネットオークション、着物買取専門店を比較してみました。

質屋

品物を預けてお金を貸すだけではなく、買取に力を入れている質屋も多くて、プロの査定士が査定をしてくれます。

たくさんの品物を取り扱っているけど、着物の買取を専門にしているわけではないので、知識と経験においては少し心配かもしれません。また、出張買取がないので、着物は自分で持ち込む必要があります(宅配買取をしているお店もあります)。

リサイクルショップ

たくさんの品物を取り扱っていて利用する人も多いので、質屋や着物買取専門店よりも気軽に入れるのが一番のメリットです。

とは言え、専門の査定士ではない人が査定することもあるので、着物に関する知識と経験は不十分なこともあり、査定が信頼できるかどうかが心配です。

メルカリなどのフリマアプリ

思い立ったときにすぐ出品できるので、時間のロスが少ないことがメリットです。欲しい人が見つかれば、思い通りの価格で販売できます。

でも、個人売買は金銭トラブルになることもあるし、梱包・発送まで自分でやらないといけないので、届いた後に「シワになっていた」「思ったより状態が悪かった」などの苦情が出ることもあります。

ヤフオクなどのネットオークション

フリマアプリと同じく、思い立ったときすぐ出品できるし、人気があれば思ったより高く売れることもあるのがメリットです。

でも、登録料や販売手数料がかかり、人気がなければ値段がつかず目標金額に届かないこともあります。梱包・発送の手間もかかるし、個人売買なのでトラブルも心配です。

着物買取専門店

着物を専門に扱っているプロの査定士がいるので、査定が難しいと言われる着物も安心して任せられます。
買取方法には、出張買取・宅配買取・店舗買取の3つがあり、状況に合わせて使い分けることができます。

出張買取とは、査定士が家まで来て査定をしてくれる方法です。目の前で一枚ずつ査定してくれて、金額に納得できればその場で現金支払いになります。着物はたくさんの枚数を査定に出す人が多く、持って行くとなると一仕事です。自分で持ち込まなくていいし梱包作業も必要なく、査定士と直接話ができる出張買取は、とても利用しやすいサービスです。

宅配買取とは、宅配便でやりとりをする方法で、無料で送れる「宅配セット」を用意してくれるお店がほとんどです。届いたら1枚ずつ査定をして、金額に納得できれば振り込みで支払いされます。納得できない場合は送り返してもらうこともできます(返送代は有料の場合が多いです)。着物の梱包作業が少し手間ですが、家に来てもらうことに抵抗がある人にはおすすめです。

店舗買取とは、自分でお店に着物を持ち込んで査定してもらう方法で、金額に納得できればすぐに現金化してくれます。たくさんの着物がある場合は持ち込むのが大変なこともあるけど、査定士と直接交渉してなるべく早く現金化したいという方にはおすすめです。

留袖買取のおすすめ業者

おすすめの業者は、知識と経験が豊富で査定が信頼できる、着物買取専門店です。

中でも、女性査定員指名サービスがある買取プレミアムと、宅配買取に特化しているヤマトクをおすすめします!

買取プレミアム

買取プレミアムは24時間365日、サイトから簡単に依頼することができ、着物に特化した専門の査定員が全国に配置されています。

毎日何百点もの着物を査定している、経験豊富で知識も十分の査定員なら、安心して任せられると思います!

買取プレミアムは出張買取がメインです。こちらには、着物買取専門店には珍しい「女性査定員指名サービス」があるので、女性でも安心して買取をお願いすることができます。

買取が終わった後、本社からの電話で不当に安い買取価格ではなかったか、きちんと説明があったかなどを確認してくれるアフタフォロー体制も万全です。

ヤマトク

ヤマトクも24時間365日サイトから簡単に依頼ができ、日本全国どこでも対応してもらえます。宅配買取の専門店で、買取をお願いすると梱包のための段ボールが無料で送られてくるので、荷物を詰めたら佐川急便に集配に来てもらいます。

家から出ることなく非対面で取引ができるし、訪問時間などを合わせる必要がないので、自分のペースに合わせて買取に出せるのもメリットです。

ヤマトクは年間17,000件以上の取引実績があり、「顔が見えないからこそ、大切に丁寧に査定する」を心がけて、経験豊富な査定士が査定をしてくれます。

宅配買取を希望するなら、ヤマトクがおすすめです。

留袖の査定のポイント

ポイントは、

  • 素材
  • サイズ
  • 状態
  • ブランド

の5つです。

留袖は本来、フォーマルな場で着る礼装として長い期間使う物なので、振袖などに比べると柄の流行り廃りが少なめになっています。

黒留袖は、昔ながらの「吉祥模様(きっしょうもんよう・鶴、亀、鳳凰など)」や「古典模様(こてんもんよう・御所車、扇子、桜など)」が人気です。

色留袖は、柄によってはカジュアルな場所にも着ていける着物なので、古典柄よりは現代的なデザイン(洋花を使った花車など)の方が高くなる傾向にあります。

素材

ポリエステルなどの化繊よりも、正絹で作られた留袖の方が高くなります。場合によっては、正絹以外は買い取ってもらえないこともあります。

サイズ

買取した後の着物は仕立て直されることもあるので、小さい留袖よりも大きめの留袖の方が買取価格は高くなります。例えば、身丈(肩から裾まで)が160cm以上、裄丈(背中の中心から袖口まで)が67cm以上あれば十分な長さと言えます。

状態

カビなどの汚れ、湿気によるシミ、傷、色あせなどはかなりのマイナスポイントです。あまりにもひどい場合は買取してもらえないこともあります。

留袖は格が高く高品質な物が多いので、状態さえ良ければ高くなりやすい着物です。未使用の場合はさらに高い買取価格が期待でき、しつけ糸がついたままの状態だともっと評価は上がります。

ブランド

千總やおか善など老舗呉服店が仕立てた物、加賀友禅・京友禅など有名な産地の物、人間国宝など人気作家の作品は価格が高くなります。

特に作家ものの留袖は数も少なく、その人気と希少価値もあってかなり高い買取価格が期待できます。

留袖を高く売るコツ

コツは、

  • 汚れに気をつけて着る
  • 保管状況に気をつける
  • 未使用品はしつけ糸を外さない
  • 証紙を保管しておく
  • 早めに査定に出す

の5つです。

汚れに気をつけて着る

着るための準備をするときから手をきれいにして、汚れがつくのを防いでください。お化粧などもつかないよう注意が必要です。外出中も、汚れた手で着物に触れることがないように、ウェットシートなどを持ち歩いておくと安心です。

万が一食べ物などで汚してしまった場合は、すぐに弾いて落としてください。しみこんでしまった場合は、ゴシゴシこすらずハンカチなどでそっと吸い取るように応急処置をします。その後、購入したお店や専門業者に持って行ってきれいにしてもらってください。

保管状況に気をつける

着た後は、風通しの良い場所に干して湿気を飛ばしてください。日の当たらない室内で、半日くらい干すのが理想的です。干し終わったらホコリを払い、シミなどがないかを確認します。

保管するときは、湿気と虫食いの対策をします。一番いいのは桐のタンスですが、クローゼットや衣装箱でも乾燥剤と防虫剤を使えば大丈夫です。防虫剤は用量を守って正しく使い、他の種類の防虫剤と混ぜないようにしてください。

乾燥剤を入れていても、年に1~2回は外に出して風を当ててください。天気が良くて湿気が少ない日にハンガーに掛けて陰干しします。干すのが難しいときは、たとう紙(和紙でできた着物を包む紙)を開いたり衣装箱を開けたりして空気を入れ換えるだけでも違います。

未使用品はしつけ糸を外さない

留袖は使用頻度が少なければ少ないほど買取価格が高くなります。特に未使用品は高い買取価格が期待でき、同じ未使用品でもしつけ糸がついたままの方が評価が上がります。しつけ糸がついたままの留袖を持っている場合は、ほどかずにそのまま査定に出してください。

証紙を一緒に出す

作家ものの留袖や有名な産地の留袖などには、証紙と呼ばれる着物の保証書がついています。着物買取専門店の場合、証紙がなくても品質と産地を確認してもらうことはできるけど、証紙は誰が見てもわかる「本物の証」なので、あるのとないのとでは大きく買取価格が変わってきます。

留袖を購入したら、なくさないように保管しておいてください。

早めに査定に出す

留袖は状態によってかなり買取価格に差が出ます。保管状況によっては劣化してしまう可能性があるので、今後必要ないと判断したら早めに買取に出すことをおすすめします。

留袖の買取相場

留袖の買取相場は、黒留袖で6,000円から30,000円くらい、色留袖で5,000円から50,000円くらいです。

ただ、実際の買取価格は上に挙げた査定ポイントによってもずいぶん変わってきますし、生地が化繊か正絹かによっても違います。人気作家や人間国宝の作品、加賀友禅や京友禅、老舗有名呉服店などブランドの場合はもっと高くなることもあります。

買取価格例

概要 買取価格
百貫華峰(ひゃっかんかほう)加賀友禅 黒留袖 40,000円
作家もの 黒留袖 20,000円
京友禅・加賀友禅 黒留袖2点 60,000円

買取価格例をいくつか挙げましたが、上述のように買取価格は留袖の柄や状態などで大きく変わり、実際に査定してもらうと意外と高い場合もあるものです。

査定は無料でできて、査定価格に納得がいかなければもちろん売らずに断ることもできるので、信頼できる着物買取の専門会社で査定を受けてみてください。

留袖の買取のQ&A

売れないこともあるの?どんなものは売れない?

汚れやほつれなどがひどい物、カビになってしまっている物、表地にもシミが出てきたり変色したりしている物は買取してもらえないことがあります。

また、レーヨンなどの化学繊維の留袖は買い取ってもらえないことがあります(正絹の着物とセットであれば買取してもらえるお店もあります)。

証紙がなくても大丈夫?

証紙がなくても買取してもらえます。目利きの査定士であれば、証紙がなくても産地や作家などを特定してもらえるのでそれなりの評価をもらうことは可能です。

でも、証紙は誰が見てもわかる「本物の証」です。再販のことを考えると、やっぱり証紙のある留袖の方が高い買取価格になります。

プレミア価格がつくものもある?

人間国宝などの有名な作家が作った留袖には、プレミア価格がつくことがあります。その場合は状態が良いこと(新品・未使用など)、証紙や落款が確認できることが必須条件です。

落款とは「落成款識(らくせいかんしき)」のことで、有名作家の着物に直接ついている印です。落款から作者や工房が特定できるので、証紙と同じく誰が見てもわかる「本物の証」です。

1枚からでも買い取ってもらえる?

1枚からでも買取はしてもらえます。化学繊維の着物の場合、それ1枚だけだと買い取ってもらえないこともあります。

大量にあっても全て買い取ってもらえる?

大量にある着物を、全部いっぺんに査定してもらうことは可能です。でも、査定はあくまで1枚ずつ行われるので、買い取ってもらえるかどうかはそれぞれの状態によります。

買取してもらえなかった着物は、小物やハギレ用に無料で引き取ってくれるお店もあります。

和装小物も一緒に買い取ってもらえる?

買取してもらえます。小物だけでも買い取ってもらえることが多いですが、中には着物とセットでないと買取してもらえないお店もあります。

着物買取で損しないために【必見】おすすめの業者や買取相場、高価買取のコツまとめ

2018.09.21