バーキンカザックの買取について

バーキンカザックは2012年春夏コレクションから初登場した異なる素材、カラーを組み合わせた、バーキンの数あるコレクションの中でも個性的なコレクションです。
使われる素材やカラーによって定価は異なりますが、中古品でも定価以上の買取が期待できます。
まだまだ中古市場に出回っている数がかなり少なく、買取実績などの情報も少ないため、しっかりと知識がある査定士が在籍する買取会社でないと、本来の価値以下の買取額となる可能性があります。

バーキンカザックの買取相場

バーキンカザックはリリースから比較的新しいだけでなく、複数の素材、カラーを組み合わせて製造されています。
そのため生産数はもちろん、まだ中古市場にあまり出回っていないエルメスの中でもレアアイテムに分類されます。
従来のバーキンとは性質、用途が異なるため、ベーシックなカラー、素材よりも、派手なものが高額買取が期待できます。
まだ買取実績が少ないアイテムのため、下記で挙げる買取価格例よりも高額買取となる可能性も秘めています。

バーキンカザックの買取価格例

バーキンカザック買取のおすすめ買取会社

バーキンカザックの買取でおすすめの買取会社を紹介します。

ファーストクラス

ブランド買取戦国時代とも言えるほど、全国各地にブランド買取会社が乱立する中、「出張買取」に特化した買取会社として利用者が急増しているファーストクラス。
選ばれている理由は「他社にない高価買取」ですが、その理由は出張買取を専門にすることで、賃料や人件費などのランニングコストを極限までカットしていることが大きな要因です。
出張買取の対応エリアは東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の一都三県ですが、対応エリア外の場合は宅配買取で利用可能なので、離島を含む全国すべてのエリアから利用することができます。
また出張買取のデメリットである「現金化までの時間がかかる」という点も、ファーストクラスは申し込みから最短即日で訪問可能と、出張買取でありながらスピーディーに買取金額を受け取ることができます。
宅配買取は無料宅配キッドがあり、電話での査定士と実際に話しての事前査定や、ホームページ、電話から簡単に申し込むことができるので、初めて出張買取、宅配買取を利用する人も安心して利用することができます。

バーキンカザックについて

バーキンカザックは3つのカラーの切り分けが目を惹く、個性が光るバーキンのコレクションです。
冠であるカザックとはフランス語で競馬の騎手が着る上着を指し、競馬のレースにおいて数十頭の馬が混在する中でも目立つ派手なカラーリングが使われていることから由来します。
エルメスのルーツである馬具工房に加え、エルメスの本社があるフランスは世界で最も格式の高い競馬の重賞レースである凱旋門賞が行われることもあり、まさにエルメスのルーツを集約したファン感涙のコレクションとも言えます。
またバーキンカザックにはバーキンカザック1、バーキンカザック2の2種類があり、素材、カラーの切り替えが異なります。

バーキンカザックの歴史

バーキンカザックは2012年春夏コレクションに初登場したバーキンのニューコレクションです。
2011年に発表されたバーキンクラブからの流れを汲んだ、鮮やかなカラーリングを落とし込んでいる「新たなエルメスの形」を体現したバッグです。
リークが上がった段階で大きな話題を集めていましたが、発売と同時に一瞬にして完売となりました。

バーキンカザックのサイズ

バーキンのサイズは30と35の2つのサイズ展開となっています。
30は横30cm×縦22cm×マチ16cm、35は横35cm×縦27cm×マチ18cmとなっています。
エルメスの本社のあるフランスでは30は「ジャパニーズサイズ」とも呼ばれており、日本で最も人気のあるサイズです。

バーキンカザックの素材の種類

バーキンカザックの素材は、従来のバーキン同様にトゴ、トレヨンといった型押し革素材、スイフトなどのスムースレザーなど、かなり豊富なバリエーションが展開されています。
豊富なバリエーションの革素材の中から、更に一つのバッグで複数の素材を使うことで、様々な顔を見せるというのがバーキンザックの特徴と言えます。

バーキンカザックの色の種類

バーキンカザックにはブラックやエトゥープといったベーシックカラー以外に、オレンジ系、ピンク系、レッド系などヴィヴィッドなカラーまで豊富なカラーバリエーションが展開されています。
豊富なカラーバリエーションから一つのバッグに複数のカラーを落とし込んでいることが、バーキンカザックの特徴です。

バーキンカザックの付属品

バーキンカザックには外箱、保存袋、カデナ（南京錠）、鍵、レインカバーの5つの付属品が付きます。
鍵は予備も含めて2つ付き、カデナを開け閉めすることができます。

バーキンカザックの査定ポイント

・サイズ
・状態
・付属品
・素材
・カラー
・刻印
・金具
・イニシャル

サイズ

バーキンカザックはサイズによって、買取金額が変わってきます。
特にジャパニーズサイズとして日本での人気が高い30は、35と比べて買取額が高くなる傾向があります。
しかし35サイズも希少なため、十分高価買取が期待できます。

状態

バーキンカザックの買取において、最も重要になってくるのが状態です。
より状態がいいもののが需要が高いため、状態が悪くなればなるほど買取額は下がってしまいます。
バック全体の傷だけでなく、角や金具に傷が付きやすく、全体的な型崩れや匂いなど、査定士によって総合的に判断、ランク付けされます。
そのランクに応じて減額があったり、買取相場を参照して査定額が決定します。

付属品

バーキンカザックの買取において、付属品の有無は大きな査定ポイントとなります。
特にカデナ、鍵は有無で買取額が大きく変わりますが、外箱、保存袋、レインカバーも単体で値段が付くため重要となります。
コレクターが多いエルメスなだけに、再販時に「付属品が揃っているか」というのは購入者にとっても重要なポイントとなりやすいことが理由です。

素材

バーキンカザックには従来のバーキン同様に、様々な素材バリエーションがあります。
しかし従来のバーキンとの違いは、パーツによって異なる素材が使われており、素材の組み合わせにとって買取額も変わってきます。
エルメスのバッグではヴォースイフトやトゴ、トレヨンといったベーシックな革素材が人気、買取相場が高い傾向がありますが、バーキンカザックの性質上、派手な素材も人気が高く、高額買取が期待できます。
またクロコダイルなどの高級素材が使われている場合は、買取額も跳ね上がります。

カラー

エルメスのバーキンだけでなく、ケリーなどの他のバッグも含め、ブラックやエトゥープといったカラーが人気で、買取相場も高い傾向があります。
しかしバーキンカザックは性質上、ヴィヴィッドな派手なカラーも人気が高いという特徴があります。
またカラーの組み合わせによって買取額が変わりますが、派手なカラーが高額買取が期待できます。

刻印

バーキンカザックを含めたエルメスのバッグには、製造年を示す刻印があります。
初登場した2012年から、年ごとにそれぞれ違うアルファベットの刻印があり、この刻印を確認することでいつに製造されたのか分かります。
この刻印が示す製造年が若いほど、買取額も高くなります。

金具

バーキンカザックにはクロアを取り付ける金具が取り付けられています。
この金具には大きく分けてシルバーとゴールドのカラーがあり、同じシルバー、ゴールドにも細かくバリエーションがあります。
金具のカラーによっても買取額が変わる可能性があります。

イニシャル

エルメス直営店でバーキンカザックを購入した場合、名前のイニシャルを入れることができるサービスがあります。
しかしイニシャル入りの場合、買取額が下がってしまったり、買取会社によっては買取を断られてしまう可能性があります。

バーキンカザックを高く売るコツ

・早く買取に出す
・クリーニング
・複数点で査定に出す
・キャンペーン
・付属品を揃える

早く買取に出す

バーキンカザックを高く売るために最も重要なことは、とにかく「売りたい」と思ったら「すぐに買取に出す」ことです。
バーキンカザックにはデリケートな素材が使われているため、綺麗に使っていたとしても金具などに小傷が付いたり、使っていなかったとしても経年劣化もあります。
時間が経っても状態が良くなる事はなく、また製造年が若いほど高く売れるため、とにかくスピードが重要となってきます。
また登場からあまり年数が経っていないということもあり、まだまだ市場に出回っている数が少なく希少性が高いため、「善は急げ」ということで、思い立ったらすぐに買取に出すことをおすすめします。

クリーニング

バーキンカザックの買取額を決定する最も重要な査定ポイントは状態です。
そのため買取に出す前に、市販のクリームなどのクリーニングアイテムを使って状態を良くしようとする人もいますが、安易なクリーニングは逆に状態を落としてしまうリスクがあります。
バーキンカザックの状態を見極めるのは人間である査定士の目ということで、乾いた布で拭いたり、バッグの仲のごみを綺麗にするだけでも十分に効果があります。
革素材の大敵である水分を含んだクリームは使い方を間違えると型崩れ、色むらの原因になりますし、インターネットに掲載されている素人が作ったページにあるクリーニング方法も注意が必要です。
また買取前にメンテナンスに出す場合も、買取店は再販前にメンテナンスすることを踏まえて査定額を出すことが多いため、事前に出すメンテナンス料の分を損してしまう可能性もあります。

複数点で査定に出す

ブランド買取において意外と盲点になりやすいのが、「複数点で買取に出す」という方法です。
買取会社の在庫確保は消費者からの買取によって成り立つという性質上、買取会社としては「少しでも多くのアイテムを買い取って在庫を確保したい」というのが本音です。
そのため一点で買取に出すより、複数点で買取に出した方が買取額が高くなる傾向があります。
また明確に「何点以上で買取額アップ」などを掲げている買取会社もあります。
一点の買取額に目が行き、意外と盲点になりやすいので、不要なブランド品があるのであれば、まとめて買取に出すことをおすすめします。

キャンペーン

買取会社によっては定期、不定期関係なく、条件を満たすと買取額がアップするキャンペーンを開催している場合があります。
キャンペーンがないからと待つ必要は全くありませんが、買取に出す際にキャンペーンがあるのであれば利用する以外の手はありません。
買取会社によって「LINE@に登録」「メールなどで事前査定」など簡単な条件のキャンペーンも多いため、買取時にキャンペーンの有無を確認してみることをおすすめします。

付属品を揃える

バーキンカザックの買取額を決定する重要な要素である付属品も、当然全て揃えて出すことで高額買取に繋がります。
カデナ、鍵はバーキンの使用にあたり非常に重要になってくる付属品ですが、外箱、保存袋、レインカバーも代用は効くものの単品でも価値があるため、ある場合は必ず一緒に買取に出すようにしてください。
また特に直営店、正規店などで購入した際のレシートやパンフレットも、単体で値段が付く可能性は低いですが、あれば査定士に好印象を与え、更なる高額買取を狙えます。
熱狂的なコレクターが多いエルメスでは、他のブランドと比べても付属品は特に重要視されます。
「購入時に付いてきたものをすべて持っていく」ということが重要です。

バーキンカザック買取のQ&A

バーキンカザックの買取に関する疑問についてお答えしていきます。

定価以上のプレミアがつくことはある？

バーキンカザックはバーキンの中でも比較的新しいコレクションであり、発売当初から即完売が続いています。
そのためまだまだ話題性が高いアイテムでありながら、市場に出回っている数がかなり少ない状況です。
新品や未使用だけでなく、美品、中古品でも亭階以上のプレミアがつく可能性が高いと言えます。

付属品ありなしでどのくらい価格差がある？

バーキンカザックの付属品は外箱、保存袋、カデナ（南京錠）、鍵、レインカバーの5つですが、特に重要な付属品であるカデナ、鍵の欠品は数万円の減額となる可能性があります。
また外箱。保存袋、レインカバーといったなくても使用に影響がない付属品も、全て揃っていることで1万円以上のプラス査定になる可能性もあります。

ボロボロでも買取ってもらえる？

バーキンカザックは市場に出回っている数がかなり少ないため、中古品でもかなり需要があります。
そのため傷や型崩れがあるなどの使用感があるもの、ボロボロのジャンク状態でもしっかりと値段が付く可能性が高いと言えます。

買取できないケースはどんな場合？

エルメスを取り扱う買取会社ほぼ全てが、バーキンカザックを買い取った後に、メンテナンスをして再販します。
そのため「メンテナンス後に再販できるか」というのが、状態の悪いバーキンカザックの大きな買取規準となります。
そのため原形を留めていないほどの状態だと、買取を断られる可能性が非常に高いと言えます。
また偽物、盗品は買取に出すと、買取に出した消費者、買取会社双方が罪に問われるため、注意が必要です。
どんな精巧に作られたスーパーコピー品でも、エルメスを取り扱う買取会社の経験豊富な査定士を騙すことはできないので、偽物、盗品は絶対に買取に出さないようにしてください。

まとめ

バーキンカザックはまだまだ買取実績などの情報が少ない状況です。
だからこそ買取会社の実力が顕著に表れるアイテムでもあります。
中古品でも想像以上の高額買取になる可能性を秘めているため、よりシビアに買取に臨むことが大事になってきます。